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麦きり

寝覚屋半兵ェ
山形県鶴岡市大字馬町枇杷川原74
TEL.0235-33-2257
10:00〜18:00 水曜・第二火曜定休
【今回の任務地】

山形は庄内エリアの名物、麦きり。幸か不幸か、いままで不味い麦きりに当たったことがない。が、ここの麦きりはちょっと違うという。いや、不味いという意味ではなくてな。
鶴岡ICの料金所のおっちゃんに「善宝寺はどう行けばいいですか」と尋ねた。「最初の信号を左、ふたつめの信号を左、方面へ行ってください」とスイスイ答えるおっちゃん、尋ねられ慣れている雰囲気である。おかげさまで店の近くまではスムーズに行けた。大きな店の案内看板も出ているが、その通りに曲がるとさらに先に分岐があったりして、一瞬「?」となる。まあここまで来れば到着したようなものだから、焦らずうろうろしてみよう。

20台や30台はラクに停められそうな大きな駐車場は、他に1台停まっているきりだった。出庫しやすい手前に車を停め、突入する。店内も広く、そしてガランとしている。隅のほうにベビーカーを置き、座敷へと上がった。子連れの大家族が座敷の向こう端にいるだけで、伸び伸びとスペースを占有できる・・・ようだ。いまのところは。

【活動内容】

名物の麦きりさえ食べられればヨイのだが、欲張って蕎麦も食べてみたくなった。普通に丼に盛られてくる「普通盛り」(600円)などのメニューもあるが、ここは板そば風に出てくる「1枚」(2800円)をガツンと頼みたいところ。「1枚」だけでもうどん4玉になるらしいが、それでは足りないと思い、「1枚+普通盛り」(3400円)をオーダーする。蕎麦2玉を追加する形になる。
生から茹でるため少々時間がかかる。といっても、マクド○ルドに慣れた都会人が待ちきれ〜ん! と暴れだすほどではない、ごく常識的名時間である。
その僅かな時間で、店内は満席になった。うわわわあ。
「ベビーカー、こちらでお預かりしますね」
油断してそのへんに置いてたもんで、持ってかれてしまった。邪魔になっちゃった。申し訳ない。

さて、出てきたのはワレワレの認識下にある「麦きり」とは、微妙に似て非なるもの。あめ色がかった、麦きりとしてはやや太めな麺は、縁が半透明に透けて、いかにもコシがありそうである。おそるおそる箸をつけると、箸にはそれなりにくたりとした風情でもたれかかり、ゴツゴツ感はなさそうだ。
だが、口に入れるとやはり硬さが際だつ。もっとしんなり、はんなりとした柳腰の麺が麦きりであるというイメージがあったもので、戸惑いは隠せない。カモフラージュ要員2名は蕎麦ばかり食べている。この「細めの讃岐うどん」的な食感が、彼らにはお気に召さなかったようだ。
麺自体は旨い。コシがありつつも滑らかで、ずるずると一気にいける。汁も、素直で濃厚な味が素晴らしい。しかし、麦きり2玉半に蕎麦を1玉食べたところで満腹になってしまった。どっしりとした食べでのある麺だけに、腹に溜まるんである。
無理を言って残りの麦きり1玉を包んでもらい、こそこそ撤収した。もちろん、夕食時には伸びきっていた麺、うどんすきにするぐらいしか加工方法はない。その極上の味とは裏腹に、どこか後ろめたさの残る調査であった・・・。

【小鬼の総括】

かたい。おそばもかたい。

◆最終活動日時2003年8月09日(土)11:30◆
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