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出版日記  5・地味編
2001年11月30日(金)〜現在継続中
日記の事情は「出版日記  1・金策編」にて→
よーやく始動した出版計画の第一歩は「出版日記  2・野望編」にて→
表紙イラストの強引発注!「出版日記  3・激動編」にて→
作業はどんどこ進んでゆく・・・「出版日記  4・疾走編」にて→


2001年12月31日(月)
昨夜も何度か夜泣きで起こされ、そのたび「頭イテエ・・・」と呟き続けていたのだった。起きてみれば、びしばしに・・・い、痛いなんてもんでわない・・・2001年のフィナーレを飾るにふさわしい爆痛です。バ○ァリン大量投入するも効かず。これ以上呑むと、マジいけません。死に様だけマリリン・モンローみたいな。
早朝帰って来たらしい相方、年賀状を仕上げて早く帰るからねーと職場へ出てゆく。朝飯抜きのチビともに、せめて昼飯は食わせねば。這って起き、朝からすでに6錠目てのを牛乳で流し込んで、うどんを茹でる。
テーブルの上に文芸社からの封書を2通見つけた。1通は進行Mさんからで、新聞広告の日がだいたい決まりましたとのお知らせ。1月16〜20日のあいだですってさー。毎日新聞は3月まで契約しているので、まあ見られるでしょう。1行広告ですけどね。
もう1通は『文芸社通信』などといふリーフレットですか。
うどん食べて、また倒れる。
夜、相方帰宅。少し回復してきたので、気合い入れて年越しラーメンを食べに出た。紅白は、見逃しては一生悔いを残す小林幸子だけ死守しました。今年もいいぞ小林幸子! まさか今年は分身の術まで使うとは! 厄も魔も裸足で逃げ出す迫力だ!
というところで、地味に始まった『地味編』はこれで終了します。つーか、出版日記もこれにて終了しましょう。
でも日記は結構書いてて面白いんで、形を変えて続けてもいいかな。
新生出版日記開始まで、いましばらくお待ちくださひ。
つーわけで残部、87册。

2001年12月30日(日)
忘年会からの帰りしな、本を1冊贈呈させていただく。今年1年、いろいろお世話になったお礼ということで。安いお礼ですんまそん。
自宅へ帰れば、相方は職場の年賀状書きでまだ戻ってなかった。留守電には小田急バスから「のちほどかけ直します」などと入っていて、すでにヤな予感全開。ひと眠りして起きたら、予感的中の電話が来る。財布を捜したけれどどうしても見つかりません、ほかの書類なんかとといっしょに倉庫のほうへ入っちゃった可能性があります、だと。
「免許証が入っているんで、早めにお願いしたいんですが、いつごろになりそうですか?」
と突っ込めば、
「そうですね、さい・・・」
と言いかけて呑み込む気配。あッ、いま「再発行」って言いかけたろ。そーだろ〜〜〜。
倉庫のほう、とやらも探してもらうことにして、それはいつごろになりますかと尋ねる。自信なさげに「1月1日には・・・」と返ってきた。くう〜年をまたぐか。足かけ2年財布を捜すってコト? 徳川の財宝探しですな。
やたらと冷え込む夜。果たして明日は相方は帰って来るのか。ウチの年賀状はどうなるのか? すべての謎を抱えて、待て! 今年最後の日記! なんとなくあおってみました。
本日の残部、87册。

2001年12月29日(土)
いよいよ今年もカウントダウン、「原始人でも数えられる3、2、1」になりました。
財布騒ぎのおかげでキモチ片づいた部屋。年賀状を除けば、あとは財布回収でこの1年を締めくくることができる。よーしよし。終わり良ければもー完璧。
職場へ向かう相方の車にチビどもとベビーカーを積みこみ、小田急バスの落とし物案内へ向かう。帰りはバスだからねと現地解散し、こちらは カウンター前で待つこと20分、担当者がやたらと電話をかけたり、奥の部屋に出たり入ったりしてるなあ。
と思ったら、「すいません、実はですね・・・」。
要約します。昨日、年末の整理なんかしたときに、どっかに紛れこんじゃったそうです。あとで郵送するそうです。
その場はお願いしますと答えて帰ったものの、自宅で相方とメールするうちに、念押ししとこうという気になって電話をかけた。今日中には探し出してもらえるそうな。駅前でなんか旨いもんでも喰おうかって予定だったけど、財布はないし、チビはずっと不機嫌だし、結局マ○ドナルドになりました。ハッピーセット? ケンカ売っとんのか!
免許不携帯で車を運転し、友人宅での忘年会へ急ぐ。騒いでいい環境下だもんで、夜半までチビどもも眠らない。
本日の残部、今日は動かない88册。

2001年12月28日(金)
昨夜、小鬼が咳。喘息がぶり返したらしい。朝イチでお医者さんへ行き、部屋の中で財布を捜しがてら掃除を続ける。
今朝は最後の資源ゴミ回収日だったので、古着などをどっさり出して、だいぶ部屋もスッキリしてきた。床も畳も見えるぞ。レンジ台の下もTVの下もあさったぞ。
で、無い。財布。
こないだ見えなくしたときは、JRに電話して「中に免許証が・・・」と言ったとたん、「それなら連絡が行きますよ」というお答えだった。外で落としたならとっくに連絡がきてるだろうな。でもいちおう、唯一ありえる可能性に賭けて、小田急バスに電話してみる。
「今月の12日なんですが・・・」
なかった。
ここはスパッと諦めて、スッキリした気分で新年を迎えようではないか、諸君! そんで所有カードの会社に電話し、12日になくしましたと伝えると、「12日ですか?」と念を押されてしまった。
「16日にお食事などされてますか? あと、14日に書店でお買い物を・・・」
カード窃盗としては、本屋で買物はせこすぎますなあ。主婦感覚の窃盗犯かしら。ちゃんとチラシをチェックして底値買いして、カードポイント交換で子ども用ブロックとかもらってたりしてな。
「あーすみませんっ、勘違いしてました。なくしたの18日です」
訂正してカード停止手続きを進めていただいた。そして、よもやと疑いつつ、再び小田急バスへ。「少々お待ちください」と、そこまでは同じ対応だったが、次に電話口から聞こえてきたのは、「お名前をいただけますか?」。
あああああああったあああ!
いやつまり免許証があったってことでしょ、そうでしょ、そうなんでしょ、そうでした。舞い上がって取りに伺う場所を伺うが、時刻はすでに午後3時。今日はこれからチビをお医者さんに連れて行かねばならぬ。それから、相方の知人でチャリダー向けに同人誌を出している人に本を送らねばならぬ。
予定いっぱいで迎えた夜、文芸社進行Mさんからは本の紹介リーフレット草案がFAXされてきてるわ、レシピものの連載の初稿は届いてるわ。どちらも直しは年が明けてからねという話になってるから急がなくてもいいんだけど、こういうチョコチョコと上げられそうなことを溜めこんでるうちに鼻まで埋まって窒息しかけるのが常。今年も胸のあたりまできましたね。明日はお友達んとこで忘年会なんだけどなあ。
とりあえず、チビの目の上の傷がくっついてたのはよかったです。
本日の残部、88册。

2001年12月27日(木)
リリースが上がった。多少文字サイズに大小をつけていただいたりしてるせいか、テキストでは文字化けしそうな気配なので、FAXしていただくことに。直しが1箇所入って、あとはスルー。
本と著者紹介のリーフは、これから進行Mさんが作られるらしい。表紙イラストをいろいろと使わせていただくわけなので、唐沢さんにお電話して、了解を得る。個人発注だと、こういうところよくわかってなくて、もう終わったお仕事のはずなのに何度もお電話することになったりして、唐沢さんにはホント申し訳ないです。
いちおうこれで年内の仕事はすべて終わりでしょうということになり、Mさんもよいお年を〜と電話を切ったが、なんか今日は電話日和だったようで。夜、昨日のTV番組の件でまたまたお電話などいただいた。
「企画に出資してほしい! という趣旨の番組ですよね? 私の状況とはちょっと合わないですよねえ」
最初から「今回は見送らせていただきたいと・・・」の電話と思っているオイラに、なぜか「本を世界に売り出す資金が欲しい、というのはどうか」「2冊目を出したい、というのはどうか」と、矢継ぎ早のご提案をいただく。戸惑っていると、
「いえ、イトーさんのキャラがいいので、ぜひ何らかの形で出ていただけないかと思いまして」
TV関係者にキャラがいいと言われたワタシ。それって喜んでいいことでしょうか? とりあえず来るべきTV出演の日に備えて、これからは大喜利を欠かさずチェックします。ぱふー。
単に、内気なタイプだと番組内でいろいろツッコまれっぱなしになってしまうので、喋れるタイプを求む! というだけらしいスけど。
まあねえ、「本を出す資金が欲しい」という企画は、ちょっと珍しくてTV的に悪くないですよ。文芸社さんに「そういう人はいませんか」と連絡してみたらどうでしょうか、と提案させていただいた。それにしてもワシ、確かによく喋ってたなあ。どうでもいい話題ばっかなあ。「関西出身のかたですか?」「いいえ、ギバちゃんと同じ秋田です。あそこ酔っ払いが多いんです〜〜」とかな。
他人の時間を不毛に食い潰すのは、サルなRPGとデキの悪いライターの得意技である。
本日の残部、89册。

2001年12月26日(水)
文芸社進行MさんよりTEL。広告のキャッチコピー、オイラが送った「働く妊婦のコーゲキ的快笑エッセイ。男必読の妊娠ウラ本」でほぼ決まり。言われていた25wから1wオーバーしてるけど、著者名が6wなので、その上のコピーが1w増えるのは対応していただけそうだとのこと。
リリースの件は28日ギリのUPを目指すことになった。どこもかしこも年末進行。大変な時期に「リリース書かせろ」だの「表紙の画像ファイル送れ」だのとこうるさいメールを送り続けているオイラ。まあまあ、どーんとミリオン売り上げて、Mさんの来年のボーナスが倍額になるよう頑張るけんね! と無責任な安請け合いを、している場合ではないぞ。
なぜ発売前から本の注文が入るのか? その謎が解けましたです。Mさんいわく、「営業で力を入れているものは、お店まで伝わってますから」って、えええ!? 力入れていただいてたんですかあ!? そんな気はしてましたが、「いやまさかなー、しがない協力出版だものなあ。ああ今夜も冷えこむねえ」とか風に吹かれてたんですよ勝手に。
ええのんかー、マジなんかーと言ってる夜、TV番組の制作からTEL。てっきり先日の育児モノからだと思ってたら、違うの。お金に困ってる人、いませんか? というような内容で、観てなかったオイラはごめんなさい。けどなあ、どっから出演応募したんだっけなあ。
しばらく「お金に困ってる理由」を話して、宜しければ本をお送りしますよーと、またまたボトルシップ計画
電話を切ってから、相方に「こんな内容の番組だって」と話すと、顔色が変わった。
「知ってる、それ。怖い番組だぞ〜〜〜〜」
どこがどう怖いのか聞いてみた。で。
「こ、怖いよぅ〜〜〜〜(半泣)」
「でしょ?」
番組の内容的には、ちょっとズレがあるようなので、出演依頼はなさそうな気がする。そんでまた、再びお話があった場合、出演することは果たして営業的にプラスになるのか、微妙なところだなあ。「そんな本売れるかあ!」と叱られ、「ハイそのとーりですぅぅ」と逃げ帰ってくるだけになりそうで。
本日の残部、明日は減るよの90册。

2001年12月25日(火)
明け方4時過ぎまで起きていたもんで、チビの夜泣きのサイクルを把握することができたぞ。5分の狂いもなく定期的に、1時間ごとに起きて泣くようだ。オイラの寝不足の原因はこれで解明された。スバラシイ。そんで解決策は無い。寝不足は続く。
7時過ぎに慌てて起床、今日は相方がチビどもを保育園へ送ってゆく。帰ってきたところをバソコン前に座らせて、1月中旬毎日新聞に掲載予定の、広告用コピーを見せる。べつに著者が考えなくてもいいんだけど、文芸社進行Mさんが、書いてもいーよと言ってくださったもので。
「・・・ヤキが回った?」
とすっぱり斬られ、改めて、「この本のウリは何であったか、誰に読んでもらえたら一番嬉しいか」という話を蒸し返す。いままで百万回やってきた話なのに、再確認しないとまた忘れかけている。というか、それらしいキャッチコピーひとつ出てこない。才能はコカツしてるとゆーより、ハナから逃げ水なので、深追いしてはいけない。明日まで保留。
「理想はアレだな。アダルトビデオの宅配チラシ」
おお。内容がちゃんとわかってインパクトがあって、明らかにそれらしいのに個性浮き彫り。そういえば昔、相方とふたり絶賛したコピーがあったなあ。あれは確か・・・。
「乳ビンタ」
うますぎる! オイラの本のコピー、可能ならこれを考えた方にお願いしたいです。
とゆーところで、部屋をふさいでいるダンボール箱を片づけるべく、本の塊を取り出してみた。薄い紙にくるまれた10冊ごとの束8つ、本棚の奥の空間にすべて収納できそうだ。あつらえたように入ったので、箱のほうは潰して資源回収を待つ。
納品請求書を書きつつ部屋を片づけ、お世話になった編集さんに本を1冊送る準備。そして1日が終わり、やっぱ無い。財布。
保育園へ行ったら、いきなり先生に捕まる。流行りのシラミにふたりともたかられているので、とくに成虫がいた小鬼のほう、早めに髪を切るなりしたほうがいい、とのこと。まあ髪が目に被さってうざそうだったので、今夜のうちに切ってやることにした。かなりショートにしたのだけど、鏡を見た本人は妙に嬉しそうに納得している。
本日の残部、90册。

2001年12月24日(祝)
なんだかモーレツな夜であった。1時半頃、フトンに入ってウトウトしはじめたとたんチビに泣かれて、さらに3時にはチビさまご起床。なにやらたいそう不機嫌で、かなり徹底的にこちらを攻撃されてくる。7時頃にTVをつけてやったら観はじめてくれたので、ようやく寝られるかと思えば、今度は小鬼が起きだし、TVの映りが悪いとかなんとか騒いでいる。10分刻みで起こされながら朝9時諦めて起床。ううう、体が動かん。家事しながら金縛り。
相方はさらにタチの悪い症状で、頭痛のため起動できず。ふたりがかりで寝たり起きた掃除したりメシ作ったりして、貴重な休日を無為に過ごす。
夕刻、小鬼と相方はケン○ッキーフライドチキンの買い出しへ。オイラはチビを風呂に入れ、風呂からほかほかと上がってきた直後にそれは起こった。
TV台の下のガラス扉が、ぶっ壊れていつもプラプラ開いているのだけど、その開いたままのガラスの角めがけ、チビが顔から転んだんである。
ヒエー。
泣くまでは5秒くらいのタイムラグがあった。恐竜並だのう。って感心してる場合か、止血だ止血。目の上、眼窩スレスレのあたりから血が沸いてくる。わあ、こするな。逃げるな。暴れるな。しかし止血で押さえるったって目の上じゃなあ。いちばん近い太い血管て頸動脈か? 首絞めるといいのか?
焦っているうち血は止まり、チビはすでに気を取り直して遊びはじめたが、いちおう病院へ行ってみようかという気になる。近所の大病院は夜間救急も扱ってるので、まずは電話。以前乳腺炎で半泣きになりながら転げ込んだら(やったことあるかたはご存知でしょうが、あれは痛みで気が遠くなるッス)、診察後、「命に別状のないかたは来ないでください」とクギ刺されたことがあるので。しかも、切るほどでもない症状だからと治療は何もなかったので、刺さったのは五寸クギじゃった。いだい(泣)。
今回は、来てくださいと答えていただいたぞ。で、徒歩10分のルートを、チビを抱えて急ぐ。けっこう重いよ11.5キロ。
診察結果、目の上を切っただけとのこと。ほっとしたのも一瞬で、「縫いますか?」と訊かれて固まった。縫ったほうが傷跡はキレイに消えるから、大人なら「ハイ縫いますね」と即決だけど、なにせあかんぼだからねー。麻酔で暴れ、ひと針ごとに暴れしたら、時間もかかるし、万が一に手もとが狂うこともあるかもしれない。そのリスクを考えたら、縫うか縫わないかは5分5分なので、お母さんが決めてください、ということらしいの。
えーと、お母さんてワシか、そうか。携帯電話で誰かに聞きたいくらいだが、病院内じゃ使えないしな。
「縫わないと、けっこう残りますかねえ」
ライフラインが使えないので、オーディエンスを使うオイラ。
「この、赤くなってる部分がちょっと残るかもしれませんね。まあ、目を開くとほぼ隠れちゃう、目立たない位置ですけどね」
「・・・じゃあ、縫わないでください」
ファイナルアンサー? ファイナルアンサー。
痒がって取っちゃうかもしれませんが、テープを貼ってみましょう、とか言われる。幅3ミリくらいのテープを5本ほど使い、傷口を合わせるようにぺた、ぺた。おお、上手い。そんでまたチビが、消毒からここまで、嫌がる素振りひとつなく、唯一押さえたのは、テープを貼るピンセットに触りたがったときだけ。ホントに楽なキャラしとるのう。
治療が終わったころ、相方とチビがフライドチキンとともに駆けつける。たいした怪我じゃなくてよかったねーという話をして、帰ってクリスマスパーティをするはずが、チキンだけで腹いっぱいになってしまった。
やっぱ無理だったね、人並みなクリスマス。
本日の残部、こりゃダメだの91册。

2001年12月23日(日)
相方またもや風邪でダウン寸前。チビども2匹と風呂に押し込んだら、いつまでたっても出てこない。思わず「ずいずいずっころばし」が途中で途絶えるあのCMを思い出す(パロマのやつですよホラ)。あれは「続き忘れちゃって」で安心、のオチだったが、「すべて忘れちゃいてー」でご乱心のオイラ。疲れているのよぅこのごろ。最大の原因は寝不足というか、眠りのリズムが狂ってることかもしれない。せめて2時間、まとめて寝られればなあ。
楽しい話がないわけでもない。某宅配サービス会報誌で、オイラが書かせていただいているコラムのイラストを担当してくださってる女性が、実はバイク乗りだったりして。そんでオフロードライダーだったらみんな知ってる大きなレースの広報やってらして、共通の知人もいたりして。だいたいバイク業界つーのは狭そうで狭いもんだから、それで出版関係だったりしたら、全員知り合い確定。知り合いじゃなくても、間にひとり挟んで友達の輪ですな。
今日中に相方の知人に本を1冊送ろうという予定だったのに、果たせず。慌ただしいイブイブは一瞬で終わった。
小鬼は自宅に煙突がないことを気にしているようだ。「ベランダ側の窓を開けておこう。ベランダにトナカイと橇を停めて入ってくるから」といい加減な説明をカマしておく。オイラが子どものころはどーだったかなあ。「サンタクロースっていると思うか?」と父親に訊かれ、いたほうがいいけどいないと考えるほうが普通だ、というような答を返したような。そんで、そのへんの会話をしてるときの父親の顔が妙に得意げで意味ありげだったんで、「あ。なんかコイツ、オイラを騙そうとしてない?」と子供心に疑いを深めたものです。翌朝、父親に「おい、玄関を見てみろ」と起こされ、ドアノブに提げられた赤い靴下入りお菓子(スーパーで大量販売しているアレ)を見た日にゃあ、「頼むぜサンタ。もっとうまくやってくれ」、と腰くだけました。
以上、いまいちなクリスマスの思い出終了。
本日の残部、結局91册。

2001年12月22日(土)
あらためて配本先リストを眺めたら実家近くの本屋さんもある。スーパーや衣料品店も入っているショッピングモール内のでかい店で、スポンサーの母親の買い物スポットでもある。本は帰省したときにでも届ければいいやと思っていたけど、これはマズイ。つーか、スポンサーには真っ先に送れよってトコですが。
しかし、オイラ自身の居住地の店が1軒も入ってないのはなぜ? やっぱ都営住宅の家賃を先月滞納したからかなあ。それとも去年、駐車場に入りきらない車を買ってしまって、契約が切れるまでは置かせろとダダこねたから? それともそれとも2年前、市の図書館で借りた本を半年近く返却しなかったから? いろいろ見逃してほしい年の瀬だす。
洗濯してちょこっと掃除したら、あっという間に夜。手下どもを引きつれてラーメンを食べに行く。以前喰ったときは甘ったるくて臭みが強くてイマイチな店だったが、某HPで誉めちぎってるのを読んで、近所だしもう一度別メニューでチャレンジしてみることにした。
なんだ、今日のはめちゃめちゃ旨いではないか! きっとあの日は、おやじが腹でもくだしていたのだろう。人間波があるもんだ。言い訳がましいが、オイラも今日は波の底。家事からワイプアウトしとるので、誰も声かけんでくれ。
財布も見つからないまま、風呂にも入らず手下どもを寝かしつける。
本日の残部、明日はどーにかしますよの91册。

2001年12月21日(金)
文芸社進行Mさんより、配本先のリストが届く。こんなん出ましたけど〜。
HTML形式なので、ちょこっと手を加えればUPできるのがとてもラク。でも文字データだけなのにどうしてこんな重いんだろう・・・ソースで手直ししてみようと試みたけど、「シンプルテキストでは大きすぎて開けん」とお答えが。裏に何が隠されているのだ? リスト眺めてるうちに「あなたはどんどん買いたくなる5冊も6冊も買いたくなる、友達にもムリヤリ薦めたくなる親類縁者にも押しつけ10年連絡とってなかったクラスメイトに突然電話かけて『買わない?』とか言いたくなるぅぅぅぅ〜」てな暗示かける仕組みになってたりするのか。マルチ商法で売れるか? 本。健康にいいとか環境に優しいとか付加価値つけないと。
保育園へお迎えに行くと、いつも金曜日に持ち帰るタオルケットやパジャマが、「今週は持ち帰りなし」だった。そっか、来週は登園4日間だけだから。
ああっ・・・年の瀬だ。とりあえず近所の薬局のオープンセールで、紙オムツを買い込んでくる。年の瀬ってどうして買い物したくなるんだろう。冬眠前に食いだめしたりエサを埋めといたりするアレと一緒でしょうか。
本日の残部、はよなんとかせいの91册。

2001年12月20日(木)
一昨日文芸社にメールした、本のリリースの手直し依頼について、レスがまだ来ない。進行担当のMさんはいつも即レスのかたなので、もしかして届いてなかったりする? と不安になってきた。んで、電話をかけてみる。
「いまメールを読みはじめたところです〜」
来々軒の出前のよーなお答えで、なんだか慌ただしい雰囲気です。出版業界の年末進行って、最近はずいぶん改善されたとも聞くけど、やっぱ大変みたい。
ついでにお願い。配本される書店のリストを、HP掲載用に、データでいただけないかしらん。いろいろ注文の多いライターで申し訳ない。
午前中は前の晩の寝不足で気絶していたので(またチビに寝かせてもらえず)、午後のそんなこんなで本日の作業は終了。洗濯機も2回しか回せんかった。
夕刻、進行MさんよりTEL。配本書店リストのデータはあるけど、こっちがMacなもんで、ファイル形式に困っているらしい。ああ、「わーど」とか「えくせる」とか言わんでちょ。結局HTMLで送っていただくことに決定。今年中にHPにUPできそうだぞ。よかったよかった。
よくないのは財布が見つかんないこと〜。
財布用のココセコムが欲しい。またはずばり、ココセコムの財布! ついでに宝石も! うわーなんか懐かしくもわかりづらいネタ。覚えてる人いるんだろうかココ山岡。しかもココしか同じ音ないし。
本日の残部、えーかげんにせーよの91册。

2001年12月19日(水)
アサヒ本生350ml×24缶が当たった。
2001年の運気、終了〜〜。
マジ終わりました。また財布が見つかりまへん。
昨日お出かけするにのに、いつものウエストバッグから財布を出し入れしたのが原因だろうけど、あまりの「まいど」ぶりに感想ひとつ出てこない。えーっと、『一風堂』でお釣りをもらったときはあったから・・・。
思考停止して、相方の取材にくっついて油そばを食べに行く。有名店なのに、いまひとつピンとこない味で、大盛りを頼んじゃったのを死ぬ思いで完食。終わってる終わってる。
午後は文芸社さんに営業用にお送りする連載コラム原稿をそろえ、某文芸誌にいらっしゃる昔お世話になった某氏宛のお手紙(文芸社サイドから本に添えて送っていただくのよ)を書きあげて、速達で郵送。
そして財布は見つからず。
夜半を過ぎて戻った相方が、今夜の取材先だった蕎麦屋さんの蕎麦が、独特でとても旨かったよーと教えてくれる。なるほど、コイツにはまだ今年の運気が残っているのだな。年末まで貼りついて過ごそうかねえ。
本日の残部、動きなしの91册。

2001年12月18日(火)
はいっ、今日も寝不足です。そのままチビとともに某TV局に向かいます。子育て番組のオーディションです。
こりゃ見込みないなーと思った。「子育てのストレスはありますか?」と尋ねられて、一瞬詰まったのよ。「えーっと・・・上の子が動きはじめたころ、まとわりついて家事をさせてもらえなくて、体がきつかったですねー。あと夫が帰って来ないので・・・」いや疲れた話じゃなくて、ストレスの話なんだが。
あかんぼ相手でストレス。外に出られないのは、もともと出不精で、世界が滅んでもたぶん1ヶ月くらい気づかないから平気だ。人と話ができなくても、マンガとRPGがあれば生きていける気がする。あかんぼは言葉が通じないが、要求もシンプルだし、こっちの答も「わかった。待て」程度なのでラクだったなあ。いまはうるそうてかなわん。
隣で同じ質問をされているお母さんは、「もう何度、ベランダからこの子を放り出そうか、そうしたら楽になる、って思ったことか!」てな答をすらすら返していて、「す・・・すとれす、ですか?」と固まっていたオイラと好対照のようで。
そうだよな。番組的には、「ストレスを感じているお母さんのために、こんな提案があります」という流れだよな。
こういうことでもないと外に出ないから、たまにはいいさーと言い訳しながら、吉祥寺の『一風堂』でラーメンを食べる。
帰ったら昨夜送ったリリースの直しをチェック。内容紹介のつもりで書いたパートが、やり取りを繰り返すうちに「著者からのメッセージ」になっている。確かにエッセイは著者が主役なので、内容紹介と著者紹介がごちゃ混ぜになりがちだけど、あらすじと著者からのメッセージが一緒になってしまうのは、避けたほうがいい気もする。
だって編集者が知らない本を手に取ったとき、最初に知りたいのは「どんな内容か」次が「どんな経歴の著者か」だと思うから。蛇足を承知で言えば、「著者が何を考えてこの著作を書いたか」には興味がない。それに興味があるのはインタビュアー、つまりファンとその周辺部にいる読み手だけではないか。
あ。でもこのメッセージを内容紹介にしてしまうと、確かに著者紹介の文章がないな。
つーわけで改めて、経歴なんかを書きたす。フツー忘れるかなあ、自己紹介・・・。これも少し自画自賛しながら書こうと思ったのに、ない。ホメるとこ(泣)。浪人で留年で就職経験のないバツイチで自己紹介もできないコミュニケーション不全。そのうえ最近めっきり酒も弱くなり、稼ぎも悪いし掃除もヘタ。いいじゃん。どっこい生きてる雰囲気で。せめてホームページの更新はこまめにしよう。
本日の残部、やっぱり91册。

2001年12月17日(月)
夜中の2時にチビに起こされ、そのまま寝かせてもらえず朝4時半起床。ちなみに寝たのは10時半で0時頃にも小鬼の「オシッコ〜」に起こされているので、寝た気がしないというより、素直に「寝てねー」朝。ともあれ男性誌向けのリリースを書き上げ、小鬼どもを保育園へ送りこんでから、相方に見せる。
不評だった。「文が笑っている」と一刀両断され、書き直す。さっきよりマシになったらしいブツを見せ、文芸社にメール。レシピもの原稿の初稿にチェックを入れていると、ほどなくメールが返り、少々手をいれました、とのこと。リリースのことはよくわかんないので、さくっとOKを出し、押せ押せになっていた洗濯機回しを続けるうちに保育園へ行く時間。
夜、女性誌向けのリリースと新聞向けのリリースを上げ、相方の帰りを待って見てもらう。いいんじゃないでしょうかということでメールを流せば、もう深夜0時を回っていた。ふううううう。
わたわたとリリースを打ちたおすオイラの隣で相方が、「いやー大変だなーボクなら自分の本のリリースなんか書けないなー難しいもんなー」とかなんとか言い続けていて、それは確かにその通り。頭の中で「自画自賛」「手前味噌」「我田引水」あたりの単語がミキサーにかけられている。いちおう10年ちょっとはライターやってるから、自分のウリくらいは把握しているけど、それをヨイショする表現を自分で考えるのって、なんか人格が壊れそう。単なる自薦の言葉なら自己紹介と思って書けばいいけどさあ。
なんていいますか。履歴書で「自分の長所」を書く欄があったりするでしょ。「努力家」とか「粘り強い」「誰とでも仲良くできる」って書く人は多そうだけど、「美人」「女にもてる」「リーダーシップがある」とかって自分で書く人、いなそうだよね。リリースで、出版社が書籍の紹介をするとき選ぶ単語って、後者なわけですよ。それを自分で書くわけですな。
書き終わる頃にはすっかり、天下統一した気分です。もう寝ます。サルよ、布団を持てい!
本日の残部、91册変わらず。

2001年12月16日(日)
起きてこない家族を置いて買物に行く。帰ったら洗濯、昼飯。本のリリース書きを試みたが、土日は仕事にならないのが常、案の定3秒で挫折する。ネット上でのジグソーパズルなんかやっていると、なんだか奥の部屋が騒がしい。相方が掃除を始めたようだ。やがて運び出されてくる袋詰めの数々。「ゴミかよ!」昨夜の忘年会で一時的に流行していた三村ふうツッコミをしながら、こっちも重い腰を上げて、なんとなく居間の片付けなど。
「今年こそコタツを出すからねー」
盛り上がる相方。そんなにキライか? ホットカーペット。
たちまち玄関を白い袋が埋めつくす。夢の島別館ですなあ。相方、いろんなものを思い切って捨てるのだあ! と息巻いている。その「いろんなもの」に、小鬼が積木代わりにしているビデオテープの山とかは含まれていないのだろうか。『ハイソックスの秘密』とか。いや、スーパークリスタルに罪はないが。
ところで本日、例の「17册客注入れるから」のAよりTEL。
『私まだ注文入れてないんだけど』
ってコトは、あの文芸社で見た注文書の束は・・・!
有り難さとプレッシャーで吐きそーです、オイラ。
本日の残部、91册のまま。

2001年12月15日(土)
横濱家立川店の開店祝いどんぶりをゲットすべく、9時に家族全員を連れて出発。見事家族4人分をいただいて帰ったら、力を使い果たして、寝る。
やおら起きだす午後、チビどもを風呂に入れたら、さあ忘年会に出発だ。30歳を過ぎた独身男性の群れの間を、1歳児が這いまわり、4歳児はなぜか雑巾がけに情熱を燃やして、隣の宴席にまで乱入する。相方が途中でチビだけを連れ戻してくれたので、あとは小鬼だけ連れてカラオケへ。谷山浩子を熱唱する30男sとともに『仮面ライダークウガ』をシャウトし、咽をからして午前3時帰宅。小鬼に忘年会の感想を尋ねると、「おもしろかったー」「何が?」「おそうじー」そうですか。
忘年会幹事であったOは、本の中に登場してもらっているので、モデル代として1册を贈呈させていただく。買うほどのもんでもないと思った失礼なヤツは、Oから借りて読むよーに。
そういえば、贈呈先リストがまとまらないの。明日はチビども在宅だからなあ。まとめる余裕あるかなあ。リリースも雑誌の傾向ごとに書き分けたのを週明けには用意しなくちゃいけないし。年の瀬らしい混乱が続きますわ。
本日の残部、91册。

2001年12月14日(金)
おまえは日記を読んだのか!? なんと昨夜、チビが一度も夜泣きしなかったのよ。小鬼が2回トイレに起きて起こされたけど、最大3時間の連続睡眠は大きい。しゃっきり起きた、いい朝。気合入れて洗濯2回、レシピものの原稿を大筋完成させ、寝かせる間に買い物をする。壊れた台所の棚とか、お掃除ケミカルとかを買ったついでに1ヶ月ぶりくらいに本屋へ行き、『ヒカルの碁14』『私たちは繁殖している4』『出逢いが足りない私たち』『セカンドベスト 上・下』と散財する。『エアヴァンゲリオン7』がクリスマス限定、サンタ姿の綾波レイのフィギュアつきで売られていた。本は相方が買ってきたけど、フィギュアは見てないなあ。職場の机の上で太腿出してると見ました。相方はいまごろシンクロ率500%くらいで、逆流してきた校正を上げているころ。というか、昨日校了だったはずなのだけど、何があったのかしらね。サード・インパクトでしょうか。
つまらんヲタクねたを切り上げて帰宅し、原稿仕上げてちょこっと掃除したら、保育園へ行く時間だす。
夜、風呂をお休みすることにして、チビどもを『ドラエもん』に預けて、贈呈先のピックアップ追加リストを上げる。育児雑誌と、こういうのが好きそうな生活誌、それから、出産前にお仕事をいただいてたトコも。もう一箇所、某女性誌で読者公募のエッセイに応募したら優秀賞をいただいたことがあって、当時の編集長が文芸誌にいらっしゃるのですよ。受賞は編集長の強力プッシュがあったらしいので、お礼も兼ねて、お名前を挙げて送らせていただこうと思う。
深夜、無事に戦闘から帰還した相方のメンテナンス。発泡酒片手にクダをまく。だいぶ損傷しているぞー。
本日の残部、いまだ92册。

2001年12月13日(木)
ここんとこチビの夜泣きがひどい。鼻詰まりが辛いのかもしれない。当然こっちも眠れない。テンション上げて寝不足を乗り切ってきたが、だいぶ疲れてきたこのごろ。相方の忙しさも異常で、こっちが朝起きたらフトンに埋もれているのを発見したが、10時には起きだして出て行った。
どよんとしながら、メルマガだの明日〆切のレシピものの原稿だのをいじってたら、電話が鳴って某編集プロダクションから。4年半前までは毎月、かなりの量のお仕事をいただいていた編プロなんだけど、小鬼の出産後はほとんど音信不通で、とっくに発注先リストから消去されてるとばかり。それがなななな、なんとお仕事ですよぉ。それも来年1月から、毎月定番のモノ。
4年ってああた、オリンピックのやうな。しかし毎月仕事をいただけるのであれば、「もとライター」の肩書きの「もと」が半分くらい外れるかもしれませんな。
夕方、文芸社の進行Mさんよりメール。本の贈呈先をピックアップしていただいたが、20社ちょっとなので、もすこしバラまいてもいいかなと思う。それと、「一般誌・男性誌に送りたい」と強調したためか、育児雑誌が入っていない。妊娠・出産雑誌に絞り込んでいただいたらしい。できれば育児雑誌にも送りたいのだけど、できるかしら。それと、『プレイボーイ』に送るってマジですか。嬉しすぎ。乙葉ちゃんの写真集紹介の隣のページで、「いまボクらの妊娠事情」とかってキャッチで掲載をお願いするの? いんやー、読者萎えまくり。何かの手違いで(手違いしかありえな気がする)ホントに載ることがあったら、と想像しただけで、オイラ笑いでヒキツケ起こしそうです。ひーーー。いや単に疲れてるだけかも。
本日の残部、92册のまま。

2001年12月12日(水)
片交に2回引っ掛かって、打ち合わせに20分も遅刻したオイラ。さっそくルーズの帝王である。ごめんなさい。
お電話いただいたとき、「HP見ましたョ」のフレーズに「お会いして打ち合わせを」がセットのようにくっついてきたもので、ここの内容にツッコまれ、サイコパス数人に囲まれて記憶を消されるのではないかと懸念したが、なんにもなかった。つーか、なんの記憶を消されるのだ。昨日の晩飯のメニューくらいしか覚えてないぞ。
打ち合わせのナカミについては、社員旅行の宴会の舟盛り的ゴージャスさだったので、全部は書ききれない。オイラ、活け造りの魚状態で口ぱくぱくですわ。「え。マジかい」というようなお願いを次々OKされて、ホントにそれもやっていただけちゃうわけ? と点目。
もひとつ凄かったのが、注文書の束だす。いやマジ束。そういえば仙台のAが17册も客注を入れてくれるって言ってたもんなあ。「あー、友だちですよ、その17册」と答えたが、束を見る限り、17册どころではない。「複数の書店から注文が入っている」と聞かされて、なんだかわからんが、ありがとう、ありがとうございますみなさん! って引退するプロ野球選手のごとく。永遠に仏滅です(←定番)。ところで配本は早くとも今月末からなんです。エラソにお待ちいただいてますが、これはオイラのルーズのせいじゃないです。ホントです信じて。
そうそう、お会いできると思ってなかった編集Uさんにもお会いできました。お礼のお手紙を今朝投函したとこだったので、すれ違ってしまったよ。というか、お礼が遅い! 真っ先にすべきことを後回しにしてしまった。こうしてオイラはいままで信頼を失ってきたのだ、参ったか。
「毎月自分の編集した本の中から、1册だけ社内に推薦を出すのですが、その1册としてプッシュしました。上のほうも、パッと見て、これはいいんじゃないかという反応で」
パッと見て反応かあ。唐沢さんの絵のインパクトは、おやぢ(おばちゃんかな?)上司にも有効であったらしい。
で、ようやく唐沢さん宅にも本をお届けした。ああ遅いのよね、こういうところが・・・。
インターホンに女性の声が出たので、奥さんに出てきていただけるのだあ、初めましてだ、ちゃんとお礼言えるかナ(幼稚園児か!)と緊張して待っていたら、御夫婦ダブルで出てきていただいて、緊張を通り越して一瞬死んだ。「初めまして」も先に言われる始末。おまけにこちらは手土産もなし。ああ社会人じゃないよ。はやく人間になりたい。暗い年末吹きとばせ。
本日の残部、92册。

2001年12月11日(火)
いちご原稿の初稿に電話でこまけェ手直しを入れて、編集Uさんにお礼のお便りを書いて、とたんに気が弛んで、気がつけばネットでジグソーパズルをしている。「こ、こんなんやってる場合では」つって洗濯3回、メール書いたりしてるうちにとことん気が弛んで、気がつけばネットで焼肉を焼いている(ハイ、あるんですねそういうゲームが)。最初にやったときは、相方に「どうしてそんなに上手いんだ! 才能あるな、サルゲーの!」と絶賛された(そうか?)のだが、ぶったるんでいるので1面もクリアできない。
その一方で、頭のスミでは「どんなリリース書くよ?」という疑問符がウルトラQのオープニングのように渦巻いている。
掃除ができないのも、歯医者に行けないのも。すべてアンバランスゾーンに陥っているからなのです(言うとれ)。
いちおう方針は決まってるんだ。育児雑誌と女性誌は、「オットにも読んでほしい」。一般誌(男性誌)は、「興味本位歓迎」。新聞の家庭欄は、「育児ではなく出産から、夫婦で考えたい」。そんなとこでしょうか。
どうせなら面白いリリースにしたいなあと考えを巡らせているうち、焼肉が焦げる。明日は営業の打ち合わせ。
本日の残部、もちろん97册。

2001年12月10日(月)
明け方、ふと目を覚ますと相方が寝室の隅でくたばっている・・・朝の陽射しの下で見れば、もう影も形もない。鍋の中に作りおきしといた豚汁が減っているので、昨夜の行動がだいたい読める。それってなんか、イリオモテヤマネコの捕獲作戦みたいな。
昨日のリベンジにいらしたTVスタッフは、無事成功して帰った。帰りがけをつかまえ、本を1冊押しつける。「番組出演の某タレントさんにそっくり、という表現を使わせていただいたので」とかなんとか、無理なコジツケ。小道具さんのもとにでも流れつくまでに、どなたかに手にとっていただけたら面白かろう。ボトルシップである。コネがあるわけでもない映像媒体に流す書籍のボトルシップなんか、あまり意味はないと思うので、これ読んだ人、真似しないよおに。
もちろん、なんかのハズミでどっかの雑誌媒体にでも流れてってくんないかなーと、期待薄な営業根性を出したのが、手渡した最大の理由なんだけど。一度顔を合わせた人の書いたものって、それが面白ければ(面白ければ! だけど)印象に残るもんね。
それから、意図したわけではないにせよ、男の人がこの本を手にしたときの反応を間近で見られたのは、収穫だったかもしんない。
怪訝そうな顔された。表紙には一瞬目がとまった。本を開き、内容に関わるコトをオイラが言って、初めて帯をチェック。そこでまた視線が止まった。たぶん、「男女兼用・妊娠読本」という文字を、イミを理解して(眺めたのではなく)読まれた。
やっぱ文句なし、表紙の力はスゴい。それから、帯。男性にこそ手に取っていただきたいと考えるなら、この帯がついてる初版のうちじゃなきゃダメだ。リリースを流すなら、最初は一般週刊誌か。
営業の打ち合わせは明後日。それまでに叩き台は作っときたい。
本日の残部、97册。

2001年12月9日(日)
昨日は1日中、頭痛で寝ていた。バ○ァリンを1日で10錠消費するという記録更新をしてしまったぞ。
ともあれ、今日はやや立ち直り、まだ少し頭は痛いけれど快方に向かっているなーと感じられる程度。雲の切れ間から陽射しが見え、そこから天使が降りて・・・きたら、それはちょっとマズイですね。
相方とふたり、どよどよと部屋を片づける。ホコリを吸ったせっけん成分で真っ黒になっていた洗濯機まわりが、相方の手によって、コカコーラのよーなスカッと爽やか状態になった。居間も美しい。つーか広い! 本来の広さである。
TV番組の実験取材はいまひとつうまくいかず、「明日また伺ってもいいですか?」と悔しそうなスタッフ。プロだ。最近プロにお会いする機会が多くてベンキョになる。しかも今回お会いしたプロの中のプロは、実験の都合上風呂の中にいる。これがホントの・・・いやその。
午前中にバファ○ン4錠で駆逐した頭痛は、午後からは姿を消し、明日UP予定のHPをカコカコ作っているうち夜半過ぎ。文芸社進行担当Mさんに、「こういうジャンルの活字媒体に送りたいのですが、いかがなもんでしょか」というメールを送り、仙台のAに取り扱い書店リスト(仙台市内3店に配本していただけるそうな)を送り、もう寝ようと思ったら午前2時過ぎ。うは。
本日の残部、もひとつ98册(パイプのけむり?)。

2001年12月8日(土)
(記録なし)

2001年12月7日(金)
朝イチのTEL.は、4日に本を送らせてもらったAから。客注17冊出すから、最寄りの取り扱い書店を教えろだと〜〜〜。
そんで、ダンナさまのコネで『たまひよ』にも持ってっていただけるらしい。持ってっていただいた後はべつに何の権限もないので、あとは本の実力次第ということになりますがね。まあ一寸法師が丸腰で川に飛び込むのと、お椀の船に針の刀にアフラックの保険つきで鬼退治に向かうのと、それくらいの差は出るんじゃないでしょうか。
電話の向こうから新生児の声がガンガン響いている。元気いいぞ。これにあやかってほしいもんです。
さして間をあけず再びTEL.。文芸社進行担当のMさんから。初めましてのご挨拶のあと、郵送していただいてアンケートに沿って営業の方向性を決めるんだったよなーとアンケート用紙を取り出したら、待ったがかかった。
『実はホームページを拝見しておりまして。雑誌媒体への営業は伊藤さんのほうが詳しいのではないかと考えまして、こちらに来ていただいて、営業も交えて詳しくご相談ができないかと』
このページをご覧になっている。ということは、全面対決かい。
なんか隣で、「これでブラックリストに載ったな」「向こうのテリトリーに出かけるんじゃ勝負は見えた」などと嬉しそーにしいてる輩がいますが、気にしません。
雑誌媒体への営業・・・詳しいかねえ、オイラ。詳しかったら、ここまで食いっぱぐれてませんよー。ライター時代の持ち込みはほぼ全滅だったしなあ。そういやネタだけ持ってかれたことも数回あって、それがイヤさに、真似っこされないためにはこうしてカタチになったものを持ち込むしかないという強迫観念めいた感覚を持つようになった、のかもしれない。真似できるか? これならできねーだろ、へっへーっっ。
真似したくないか別に。
かかってきたTEL.でMさんにガンガン質問やらお願いやらを押しつけてしまったぞ。編集Uさんに続くイケニエ状態です。すんません、いろいろうるさくて〜〜。
明後日ウチにいらっしゃる某TV番組のスタッフ(ちょこっとした追実験に協力するだけなんだけど)のために、見栄張って部屋を片づけるべく、掃除用ケミカルを購入してくる。今月すでに財政難近し。
本日の残部、いまだに98册。

2001年12月6日(木)
朝、電話を受けている最中にチャイムが鳴り、仕事場の窓越しに宅急便をふたつ受け取る。ひとつは編集Uさんからで、表紙イラスト原稿の返却。墨でさっくり描かれた絵を、しばらくやに下がって眺める。
もういっこは、なんか分厚い紙の束。おおおお、チラシ300枚だあ。黄色い紙に黒一色、表紙やタイトル、帯のキャッチコピーなんかが並んでる。左端には注文書の短冊がついているぞ。「この本が欲しい人は、ここをチョキンして本屋へ持ち込むと宜しい」というものらしいです。
チラシの活用法が書かれたリーフレツトが同封されている。親戚や友達に配ったり、地域の集まりなどで配ったりするとよいでしょう、かあ・・・アムウェイ ビジネスみたいだなあ。世の中顔見知りの義理で買ってくださるかたは、それなりにいらっしゃるのだろうけど、チラシ握って迫るのは申し訳ないよ。つーかそれやると、友達が友達でなくなる気が。
やっぱいちばんアピールしそうなのは宗教路線かなあ。しまった。帯の文句、『読めば安産』とか『早産退散』とかにしとけばよかったか。いや、あやかりもんなら、時期が時期だから『恩赦』というのも・・・だんだん話煮詰まって、もとのテイストがわかんなくなってきたぞー。
気を取り直して。そうだよ、こういうのを面白そうだと思っていただけるかたがたくさん集まるところに、置かせてもらえばいいじゃん。生協の掲示板とか、病院の産婦人科待合室とか。10枚ずつ置いても30箇所には置ける。6枚ずつなら50箇所。いやいや、スキャナで読みこんで大量出力すれば、無限にバラまける! そんなにまいても意味ないか。森林資源と手持ちの在庫には限りがあるのだった。
宣伝といえば昨日書き忘れたけど、連載をいただいている某宅配野菜サービスの会報誌で、欄外に告知を載せていただけることになったぞ。また無理をお願いしてしまった。あちこちに借りばっか増やしてる。年の瀬に借りが増えるって、なんか夜逃げ近そうだよね。
洗濯機のカビとり掃除のため、風呂の残り湯を洗面器でざぶざぶ汲み出してたら、遠くで電話が鳴ったような。取りそびれた相手は文芸社の進行管理課、初めましてのMさんであったらしい。すみません、明日は電話取ります。カビもとれたし。
本日の残部、98册のまま。

2001年12月5日(水)
洗濯と簡単な掃除を済ませ、「営業のご案内」を読みはじめる。
営業しやすいだろう出身地を尋ねるくだりや、DM発送案内(有料)はさくさく読み進むが、「どのように販売展開したいか、ご希望をお書きください」でハタと悩む。選択肢に、「身内に配ればそれでいいや」てのがある一方で、「全国的に有名にしたい!」という項目があるの。これ、マルつけたら有名にしてくれるんじゃろか。ちなみにオイラの第一目的、「営業ツールにしたい」はありまへんでした。ないな。聞かないもんな、あんまし。
さて、すンごく「よっしゃあ!」なのがここ。「マスコミへの贈呈の希望があったら提案してね」てなことが書いてあるんですわ。オイラはむかし雑誌編集者だったせいか、これが一番のキモだろ! という感覚ですなあ。まあ、第一目的が販売より営業だからというのもあるんでしょうが。
実は最初に編集Uさんと打ち合わせをしたとき、「この雑誌に送ってごらんになったら、というご提案も、進行担当のほうからさせていただきますよ」と伺っていたの。その口ぶりからてっきり、リストアップされた発送先にせっせと本を送るのはオイラなのね、と勘違いしてました。会社側から送っていただけるなら、そりゃあ心強いわ。贈呈本は、個人が送るより会社が送ったほうが、ぜんぜん説得力があるので。
ただし、PR文はこっちで考えるらしい。望むところです。送り先の候補は、出産・育児雑誌、20〜30代向け女性誌、一般誌、新聞の家庭欄の4ジャンル。アプローチの方法はすべて違うから、自分で書き分けたほうがいいかもなーとは思ってた。
広告は1月予定、毎日新聞に、書名と著者名と紹介文1行という、正直効果薄そーなブツ。これは実は、契約時に下調べ済みなので期待してない。おそらく出身地と居住地を中心に書店営業でプッシュして在庫を捌くってトコでしょう。
本日の残部、98册変わらず。

2001年12月4日(火)
久しぶりに5時間くらいまとめて寝たので、たいそう快調。テンションも上がる。
レシピもの連載の原稿をいっこ仕上げ、ちょろちょろ部屋を片付けたら、本を1册梱包する。ホントは最初に、この1册を送るつもりだったのよ。本の中に出演してもらった友人で、オイラに最初にライターの仕事をくれた人でもあります。世話ンなってます。
ついひと月前にふたり目を出産したばかりで、きっとオイラよりよっぽど眠い毎日を送ってるだろう。とにかくがんばれ〜、みたいなメッセージを添えようと思ったけど、なんも思い浮かばんかった。でっち上げろライター! いつもの筆先三寸はどーした!
結局本だけを発送する夕刻。そこから紙オムツの買い出し、夕食、まだテンションは下がらない。古新聞をまとめて洗濯2回、何が起こっているのだろう。
もう寝ようというころに気づいた。また「営業の御案内」を読みそびれたぞ・・・。単に営業活動から逃避してるだけではないでしょうか。
本日の残部、98册。

2001年12月3日(月)
昨夜、ウトウトしかけた瞬間、小鬼に「トイレいきたい〜〜」と叩き起こされ、目がさえてしまった。ようやく眠りに落ちかけた午前2時30分頃、チビさまご起床。そのままずーっっっと、眠りかけては噛みつかれ、眠りかけては髪むしられ、気がつけば朝。当然、ちゃんと寝てない。2匹を保育園に放り込んで、家事もいいかげんに済ませた11時に意識を失い、飛び起きたら2時になっている。
「お願いですから、2時30分には園を閉められるよう迎えに来てくださいね」
朝、小鬼どもを渡したときの保母さんの口ぶりに、遅刻常習者(わしらのこっちゃ)への抑え切れぬ不安を嗅ぎとってはいたが、不安適中寸前である。そう、今夜は保育園のクリスマス会があるので、早い時間にお迎えなのだった。
帰宅後、チビどもを隣の部屋に閉め出して、クリスマス会の衣装のアイロンかけをする。4時半には家を出て会場へ向かおうと思ってたのに、もう5時。当然遅刻も遅刻、大遅刻。相方は職場から直の現地集合となった。親はふたり揃ってメロメロだし、チビのオムツは交換しそびれてオーバーフローしてるし、小鬼は腹減ったと騒ぐし、まさに聖夜の行事にふさわしい様相を呈している。神は渾沌からこの世を作りたもうたので。
ところで昨日ざっと見た「本の営業の御案内」。そんな名前ではありませんでしたが、そういう内容のやつね。今日の混乱でどっかへ行ってしまいました。明日は掃除して探します(って大事なもんじゃないのか?)。「これが届いたころTELしますんで宜しく」てなことが書かれていたので、早めにちゃんと読んどかんといかんです。なんかね、出身地とか尋ねる内容だったよ。そういう場所はピンポイント営業するみたい。さすがだねえ!
本日の残部、まだまだ99册。

2001年12月2日(日)
誰か教えてほしいんですが、どうしてヤツらはふたり交互に夜泣きするんでしょうか?
というわけで、昨日も(「も」です)睡眠時間を2時間弱ごとに刻まれて、寝覚めの悪いオイラ。ゾンビのように洗濯し、キョンシーのようにメシを作る。小鬼にいつものマシンガントークされても、幽体離脱してるので返事ができない。なおさらムキになって話しかけてくる小鬼。ああっやめて、鼻からエクトプラズムがもれるう。
車の中の整理をしに駐車場へ行き、ついでに覗いたポストで、文芸社からの郵便物を見つける。ひらけば、今後の営業に関してのご案内やらアンケートやらが入っている。ざっと目を通したが、内容が頭に入ってこない。が、「なんだ、コレをやってくれるのなら話早いじゃん!」という一文があって、今後の営業展開にちょっと希望が見える。
ようやく配本の時期がわかった。今月末から来月末くらいまでだそうな。そんなに幅があるんだあ。月刊誌と同じようなつもりでいたもので、奥付を見て「初版発行1月15日ってことは、その1ヶ月前が配本だな。よしッ」などとMy憲法してました。すんまそん。
えーとなになに。全国600書店と取引があって、配本はそのうち300書店に対して。で。
1冊ずつ。
配本される・・・そうです。
「1冊」というのは、どう解釈しても、対策はひとつしかないと思われる数字ですなあ。どんな対策って、活字媒体への露出ですよ。
本日の残部、99册またまた変わらず。

2001年12月1日(土)
相方とともに本を眺める。で、一致した反省点がひとつ。
知らない作者の本を手にとったとしましょう。書き出しを見ます。次にどこを見ますか?
「あと書きを見る」
「・・・見るね」
で、この本にはあと書きがないの。
最終ページ、ラストのキメ文句が開いて右側のページにあって、その左側がいきなり奥付。プロフィールとか1月15日初版発行とか書いてあるとこね。
エッセイにあと書きは蛇足かなー程度に考えて(というかあまり考えてなくて)、つけなかったんだけど、飽くまで「なにげで手にとった人がどこを読みたがるか」と考えると、つけたほうがよかった。
そのまま相方をパソコン前に座らせ、いま整理している最中の、この日記の前の章を無理矢理読ませる。このへん別ネタを入れればもっと面白かろう、てな話をして、「ああっ遅刻する」と顔面蒼白になった相方を、笑顔で仕事に送りだす。
さあ今週も、仕事にならない土日がやって来ましたよ皆さん。ひととおり急ぎの仕事は済んだからまあいいよナ、と油断していると、明後日はチビどものクリスマス会で、ふたり分の衣装をアイロンかけなどしてやらねばならぬ。昨夜の夜泣き寝不足で午後は惰眠。目が覚めれば雅子さまはご出産されているわ、読んでなかった朝刊の一面は国内狂牛病3頭目だわ。「おおー!」と新聞を開けばバサリと落ちるチラシの束に、無料チケットつきの焼肉屋のチラシが悲しい年の瀬。今日から師走、坊主も編集者もヘボライターも走りたおす1ヶ月。しかし土日は、ジョギングの信号待ちのよーに足踏みしてるだけで、ただ無意味にカロリー消費している気が。
本日の残部、99册変わらず。

2001年11月30日(金)
朝10時、TVの修理終了。修理ったって、小鬼がアンテナを引き切ってしまったので、ハサミでちょきちょきと絶縁カバーを剥いて、ケースの中にパッチンコと収めていただけよ。さあ、伸ばし倒していた納品請求書を、今日こそ上げてしまわなくては!
という矢先チャイムが鳴って、お届けものである。なんだあ、やけにでかいな。最近なんか懸賞応募したっけか。いやあ、こんな大物当てたのは、ブロイの『味わいジュークボックス』以来じゃないの。サインして、ありがとうございまーすとドアを閉めてから気づいた。わあ。本だ。
「わあ」じゃない。油断してたぞ見本100册。55×40×31センチのダンボール箱が、『北海道生絞り』の箱買いの隣で玄関先を塞ぐ。どこに置こうかしらコレ。
いやいやそれよりまず。箱のガムテを引っぺがし、10册ずつの包み紙を破って、とりあえず1册を手にとる。帯とカバーを外し、奥付けを見て、トビラに表紙イラストの単色バージョンが使われていることに「ほほう」などと頷いて・・・あのう、なんかこれって、編集者のチェックなんですけど。
「あ。届いたんだ」
ハライタで寝ていた相方がトイレに起きたついでに覗きこんでって、ヤツのほうがよほど嬉しそうではないか。時間差で文芸社からFAXが届き、「本を送りました」の旨が記されている。届きましたよーって返信しなきゃな。
返信! そういえば!!
唐沢さんの奥さんに、イラスト発注を取リ次いでいただいたお礼をまだしていなかったよお。「近日中に本をお届けに伺います」の御挨拶とともにメールを流し、ついでに来ているメールを片端からひらいていったら、もろに白紙メールを食らった。
ああ・・・まずいぞォ、ウイルスだぞコレ・・・。数日前から警報を流していたML内で、慌てて情報を聞く。オイラからの「RE」つきメールは開かず破棄してください、ということにして、教わったURLでウイルスの駆除情報などを集める。
そしたらなんかね、大丈夫そうでしたわ(ホッ)。いま流行りの、たぶん送られてきたやつは、オイラのMac.にゃ感染しないようッス。納品請求書書きは押せ押せになり、上がったのは保育園行きタイムのぎりぎり。まいどの騒ぎですな。
ここでさっそく悩む。納品書の送り先は2社なのだけど、片方はクレジット入りのお仕事をいただいているところだし、女性の読者が多いところなので、本を1册いっしょに送ろう。もう一ケ所は・・・本のナカミである出産とかその類いとはまったく関係ないところ。仕事でお世話になっている先輩、これ送ったらけっこう迷惑だろうなあ。使い途ないもん。送らないほうがいい・・・かな。
なんだかずーっと、感激うすい雰囲気ですね。
ハイ、うすいです。これからコイツでどう営業展開していこうかと考えたら、感激どころではないです。いやマジでっ!
本日の残部、99册。

2001年11月29日(木)までの事情
11月下旬に本が上がってくるはずだが、進行を遅らせてしまったから、まだ当分上がらないような気がしていたら、もう11月下旬も終わりである。雅子さまの御出産予定日が「今月末か来月初旬の予定です」というのをTVで聞いて、「月末って明日だけじゃんかー」と毒にも薬にもならないツッコミを入れてて気づいた。呑気なことを言ってる場合ではなかったのよ。
本が届いたら速攻で営業をスタートさせなくてはならない。12月、どこの雑誌も、年末年始の印刷所のお休みに合わせて、前倒しの年末進行である。バカが書いたバカな本など相手にしてもらえない可能性は高いぞ。
とか言ってるある夜、9時を回ったころ「えぽぽっ・・・」という妙な音が寝室から響いてくる。ダッシュすれば、シーツの上にチビが吐瀉物の小山を築いている最中。咽を詰まらせないよう横向きにして吐かせきり、周囲を片付け終わったかと思えばまた「げぱぽ」・・・だ、大丈夫か。
ぐずりもせずに朝3時まで、十数回も吐いて吐いて、最後は午前5時の一発。夜が明ければ38度6分の熱である。
お医者さんで薬をいただいたのち、翌々日は保育園に復帰したが、腹くだしが酷く夕刻近くに戻されてきた。ハラハラ(←下痢だけに)して様子をみていたら、続いては小鬼が「お腹痛いよ」と呻きだし、ひと晩起きては泣きを繰り返す。隣ではなんと相方までもが「帰り道で吐いた」とか唸りながら潰れている。
オイラかい? オイラはちょっとお腹がゆるくなっただけで終わったさ。風邪なんかひかないの。アレだから。
誰がバカじゃ!
ひとりでノリツッコミしつつ、またまた後手に回った「地味編」スタート。